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2006年7月17日 (月)

バーバリズム:野蛮の世紀

以下は、テレーズ・デルペシュ著、中谷和男訳、『バーバリズム:野蛮の世紀』(東京:PHP研究所、2006)より引用。

一八世紀のイギリスの歴史家エドワード・ギボンは『ローマ帝国衰亡史』のなかで、もしフランク王国のカール・マルテルが七三二年に、ウマイヤ王朝のイスラム教徒を破っていなければ、世界になにが起きているかと仮設をたててみる。

「イスラムの勝利軍はジブラルタル海峡の岩礁からロアール川の河畔まで、二○○○キロの国境を敷いたに違いない。さらにイスラム勢はポーランドとスコットランドに達し、ライン川はナイル川やユーフラテス川と同じように彼らの支配下におちる。アラブ艦隊は抵抗を受けることなくテムズ河口に達し、オックスフォード大学ではコーランの授業が行われ、教授たちは割礼を受けた学生に、予言者ムハマドの啓示の神聖と真実性を講義しているだろう」

147頁より引用おわり。

The Economist , 2006 June 24-30, p.9,で言及されているEurabiaは、イスラム教徒の統合に関してかなり楽観的。相応に納得できる。

188頁で言及している『果てしない戦争』って、『超限戦』だべ。喬良・王湘穂著『超限戦―両個空軍大校対全球化時代戦争与戦法的想定』(解放軍文芸出版社,1999)、日本語版は『超限戦 21世紀の「新しい戦争」』(共同通信社、2001年)

238頁の「スコイ」って「スホイ」?と思う。 

Colin S. Gray Another Bloody Century:Future Warfare, (London:Weidenfeld & Nicolson, 2005)と共通するところも多いか。anti-utopianも含め。

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